訪問医療マッサージとは

在宅で医療ケアが必要な方に適したサービスであり、
生活の質を向上させる一環として重要です。

訪問マッサージは、国家資格を持った「あん摩マッサージ指圧師」が、歩行困難などの理由で通院が難しい方に対して自宅や入居施設を訪問し、マッサージなどを行うサービスです。
このサービスは介護保険では利用できませんが、医療保険を適用することができます。
要介護認定は必要ありません。しかし医師の同意書（診断書）が必要です。

訪問マッサージの内容は、国家資格を持った「あん摩マッサージ指圧師」によって行われます。
具体的な施術の種類には以下が含まれます。

あん摩:

Anma

手法には「押す・揉む・さする・なでる・たたく」が含まれ、筋肉内の血流を改善し、疲労や肩こり、頭痛などの不調を整えます。

マッサージ:

Massage

皮膚に直接刺激を与えて血液やリンパ液の循環を改善し、疾患の改善を図ります。

指圧:

Shiatsu

全身に定められた「ツボ」と呼ばれる指圧点を押すことで、自然治癒力を促進させます。

はり・きゅう:

Acupuncture

鍼灸治療は、からだ全体のバランスを整える、東洋医学・漢方医学の一分野です。
鍼（はり）や灸（きゅう）と呼ばれる道具を使って、私たちのからだに361箇所あるとされる経穴（ツボ）に的確な刺激を与えます。

その他、

変形徒手矯正術:
脳に起きた血管障害やリウマチなどで関節が拘縮や変形して機能が低下している関節に対して可動域の拡大と筋力増強を促す治療法です。この施術は体幹を除く6大関節（肩・肘・手・股・膝・足）を対象とし、根治を目指すのではなくQOL（クオリティオブライフ）の向上を目的とします12。

機能訓練のサポート:
訪問マッサージは身体機能に障害を持たれる方々の症状の緩和・改善を目的とした施術を行います。そして患者様のＡＤＬ改善・ＱＯＬ向上を目的とする事から、通所介護（デイサービス）や病院で行われる機能訓練とメドハンドの訪問マッサージを合わせて、ご利用者ごとの身体機能や生活機能の維持・向上の目的がスムーズに行われる様にサポートいたします。

また、訪問マッサージの効果には、血液やリンパ液循環の改善、新陳代謝の促進、褥瘡の予防、関節可動域の改善、疼痛の緩和など
があります。対象者は、筋肉に麻痺や萎縮がある方や、歩行が困難で通院ができない方、そして医師に必要性が認められた方です。

訪問マッサージのスケジュール：
訪問マッサージのスケジュールは、週２~3回ご利用される方が多いです。
マッサージ時間は１度の訪問でお体の状態の合わしますが、おおむね20～30分程です。はり・きゅうも一緒に併用して施術する場合は、
少し長くなります。一度の訪問での施術師の滞在時間は30分前後、はり・きゅうも一緒に併用して施術する場合は、
３０～４０分程度の滞在時間になります。

訪問マッサージは、在宅で療養が必要な方にとても適したサービスであります、そして生活の質を向上させる一環として多くの方に
ご利用頂いております。